製作ガンプラ一覧
これまでに製作したガンプラ一覧です。
MG キュベレイダムド
①仮組み→ ②マニピュレータ改造編 その1→ ③マニピュレータ改造編 その2→ ④各部改造 その1→ ⑤各部改造 その2→ ⑥各部改造 その3→ ⑦マニピュレータ塗装編→ ⑧スジ彫り→ ⑨ディテールアップ腹部編→ ⑩ディテールアップ胸部編→ ⑪ディテールアップ続き→ ⑫サーフェイサー→ ⑬塗装・スミ入れ→ ⑭完成
MG ジム・スナイパーⅡ
① 仮組み → ② 改修・スジ彫り → ③ 改修・メタルパーツ → ④ 改修・クリアランス処理 → ⑤ 改修・表面処理 → ⑥ サーフェイサー → ⑦ 塗装・外装編 → ⑧ 塗装・マスキング編 → ⑨ 塗装・内装編 → ⑩ スミ入れ・部分塗装・デカール貼り → ⑪ トップコート・メタルパーツ → ⑫ 組み立て → ⑬ 完成
① 仮組み → ② 下処理 → ③ サーフェーサー → ④ 塗装1回目 → ⑤ 塗装2回目 ⑥ 塗装3回目 → ⑦ 部分塗装・スミ入れ・トップコート → ⑧ 完成
HGBF ガンダムダブルオーシアクアンタ
① 仮組み → ② スジ彫り → ③ パテ埋め → ④ 合わせ目消し → ⑤ サーフェイサー → ⑥ 塗装1回目 → ⑦ 塗装2回目 → ⑧塗装3回目 → ⑨ 塗装4回目 → ⑩ スミ入れ・追加塗装 → ⑪ トップコート → ⑫ 完成
HGUC ジム
① 素組み → ② エッジ処理 → ③ 合わせ目消し →④ パーティングライン処理・その他 → ⑤ パーツ洗浄 → ⑥ サーフェーサー → ⑦ 塗装1回目 → ⑧ 塗装2回目 → ⑨ 塗装3回目 → ⑩ スミ入れ → ⑪ トップコート・完成
随時更新予定
MG ジム・スナイパーⅡ 第2弾 ~方針転換~
箒(@houki_takasato)です。
前回の記事で「こういった方針で製作を進めていきます」と宣言しましたが、少し進めてみて壁にぶち当たってしまったので、方針転換することにしました。
前回
外装縮小化について
ものは試し、ということで適当に外装を切って、内装が見えるようなデザインにしてみました。
念のためその写真を載せておきます。
試行錯誤の段階なので適当に切っていますが、このデザインは微妙だと感じました。
言い換えると「良いとも悪いとも言える」という感じでしょうか。
個人的にジムスナという機体のイメージは『自衛隊に配備される機体』です。
パッケージ絵でもありましたが市街地で市民を守るために戦う姿が最も似合う機体だと思っています。
考えなしに外装を切り刻んでみて感じたこととしては
ワイルドになってしまった……
でした。
貧弱な語彙力を駆使してこのイメージを説明すると「ビシッと決めたスーツを着崩している」という感じでしょうか。
おそらくこの機体は何度も戦地に赴き、改修に改修を重ねてきた歴戦の猛者が操るジムスナでしょう。
そういった趣向も悪くありませんが、それを作るのは今ではない気がしています。
ということで、この機体に関しては後々着手することにします。
とりあえずは外装に関してはノータッチで。
それ以外のプラ板でのディテールアップや黒立ち上げ塗装を行います。
前回よりも情報密度の高い機体を作りたいと思っています。
とりあえず素組みまでしました。
ジムスナもこれで3機目です。
右は比較用の素組み機体です。これは塗装することなく永久に素組みのままです。
真ん中が前回全塗装した言わば初号機です。
ということで、今回は左の機体に手を加えていきます。
よーく見てみると赤いパーツは所々組まれていません。
一度嵌めると分解が大変なので。
そういえば、初号機はパーツ単位で改修・塗装してから組みましたが、今回は素組みしました。
ディテールアップをメインで行う都合上、パーツ単位で改修すると全体的なバランスが崩れる可能性があるので。
あとはダムドでサフ姿にハマったので。
次回から改修を行います。
ご覧いただき、ありがとうございました。
これまでに製作したガンプラをまとめました。
塗装や製作道具についてまとめました。
MG ジム・スナイパーⅡ 第2弾 ~製作方針~
箒(@houki_takasato)です。
今回より新たなガンプラ製作に取り掛かります。
やはりと言うべきか、私はジムスナが好きなんですね。
本当はMG νガンダム Ver.Kaを作ってみようかとも思っていました。
ただ、人気作品の人気機体で元々出来が良いということもあり、様々な方の改造例、作例が多々あります。
それを見て思ったことは「今の自分が作っても『ただ少しだけ恰好良くなったもの』にしかならないだろうなぁ」ということでした。
それでもいいのですが、せっかくなので自分らしい作風の機体を作りたい、ということで、今回は自分の一番好きな機体でその自分らしさを追求、というより探求したいと思っています。見つかるかどうかは別として。
色々なことにチャレンジして失敗を重ねながらモデラーとして成長できればと思っています。
と、長々と自分語りしたところで今回のジムスナ製作の方針についてお話しします。
今回の製作では試してみたいことがいくつかあります。
外装の縮小化
メインと言っていいでしょう。
前回のジムスナ製作から感じていたことですが、MGは内装が充実している割にその多くが外装に覆われて見えなくなってしまいます。
足首のシリンダー部は、前方はかろうじてチラ見えしますが、実は後方はアンクルガードによってカバーされてしまい、見えなくなってしまいます。
むしろ見えなくてもいいボールジョイント部が見えてしまっているので、ここは手を加えたいところになります。
外装を少なめにして、内装を見せる
これが今回のジムスナ製作のテーマになります。
内装の充実化
上の続きになります。
内装が見えるようになると、メタリック一色では物足りないように感じるところも出てくると思われます。
細かい塗り分けや、ディテールをさらに充実させたいと思っています。
こう書くとこれまでのスジ彫りや塗装、ディテールアップの作業が外装と内装の両方にかかってくるので、作業量が2倍になるのではないかと感じるかもしれません。
実際は外装を縮小化するので、あまり変わらないと思っています。
外装と内装で作業を分担するイメージです。
実際はこだわりすぎて前回以上に時間がかかると思っています。
プラ板を用いたディテールアップ
ジムスナやキュベレイダムドではスジ彫りを施し、さらにそれに沿って色分けをして情報量アップの処理を施してきました。
今回もその処理は行いますが、さらにプラ板を自由に加工して表面的にも内部的にも情報量アップするような処理を施したいと思っています。
一応、ダムドではプロポーション変更として足首や胴体などをプラ角柱を用いて延長したり、プラ板と真鍮線で指の可動化を実現しました。
ただ、これはディテールアップ……ではないような気がします。
使用されたプラ板にスポットが当たっているわけではないからです。
具体的には何をするかというと、ヒートシンク、放熱フィンを製作します。
俗に言うシイタケというやつです。
作例や改造例でよく見かけていたのでいつか作りたいと思っていたんです。
うまくいくかどうかは別として、挑戦してみます。
こんなこともあろうかと(?)これまで食べてきた食パンについてきた、この
クロージャ―をこつこつと集めてきたんです。
これがシイタケ栽培に使えるらしいです。楽しみ。
黒立ち上げ塗装
これもいつか挑戦したいと思っていたものです。
本命のジムスナWD隊仕様が白い機体なので、黒立ち上げが映えるだろうなぁと想像していましたが、結局今まで普通の塗装しかしてきませんでした。
ということで、練習という意味でも黒立ち上げ塗装に挑戦してみます。
ちなみに、今回のジムスナ、何色にするか決めていません。
おそらく青系統になると思いますが、前回よりもさらに薄く、淡い感じを目指してみようかなぁと考えています。
とりあえずはこんなところで。
私の予想ですが、今回は塗装に至るまでの工程がかなり長くなると見込まれます。
改造メインの機体になりますが、妥協せずにこだわるところはとことんこだわって製作していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
あわよくばこのスタイルが私のスタイルとなってくれることを願って。
次回より製作開始します。
ご覧いただきありがとうございました。
これまでに製作したガンプラをまとめました。
塗装や製作道具についてまとめました。
MG キュベレイダムド ~完成~
今回で完成になります。
ある程度組んでから、最後にスミ入れを入れて完了です。
前回
・腰
手を加えた部分といえば、腹部との結合部の延長ですね。
やはりグレーとホワイトの塗り分け、いい感じです。
これがなかったらホワイト一色で少し寂しかったかもしれません。
・胴体
ここはブラック多めなので色変更も考えましたが、他のところでも結構色変えしていたので、あまりうるさすぎないようにとあえて色を変更していません。
動力パイプはメタリックシルバーでコントラストを出しています。
胸部表面のパーツがシルバーになるだけでも結構印象は変わるものです。
・バインダー
バインダーの表面にはスジ彫りが結構追加されており、やろうと思えばそれに沿ってもっとグレーを追加できましたが、ごちゃごちゃしてもアレなので外側のみグレー塗装としています。
裏側はスターブライトアイアンでメタリック塗装。
ここはもっと塗り分けしたかったのですが、完成優先としています。
・腕
ビームサーベルとアタッチメントは元々ブラックでしたが、ブラックが重なるためシルバーとしました。
ようやく半年前に作ったマニピュレータに追いつきましたね。
マニピュレータとの親和性も特に問題ないようです。
メタリック塗装オンリーなので、腕のほうにも少しメタリックがあると調和が取れていい感じに見えます。
・足
ここは少し色変え多めで進めました。
バーニアやヒールをジュラルミンで塗装し、コントラストを強めました。
こういった細かいところの色が少し違うだけで結構見栄えが変わります。
別パーツなので塗装も簡単。
・脚
前から出ていましたが、スリットの部分の色をどうするか迷いましたが、結局特に捻らずブラック塗装としました。
キュベレイはこの部分の色を変えるだけで大きく印象が変わりますが、ダムド自体モノクロ調なので変に色を変えると調和が取れなくなりそうだったのでままとしました。
先ほどの足と結合。
大きく色を変えてはいませんが、グレーやメタリック塗装がいいアクセントになっています。
・ファンネルポッド
ファンネルの色は元々ブラックでしたが、ここもファンネルポッド自体がブラックなのでシルバーにすることでファンネルが際立ちます。
それにしてもここのファンネルは入れるのが難しいです。
取ることないはずなので接着しても良かったかもしれませね。
・頭部
頭部は表面パーツが9割です。
裏側はスターブライトアイアンで、モールド増し増しの表面パーツはそれを活かして塗り分けしています。
最後にスミ入れです。
これはいつも通り、エナメル塗料で仕上げています。
やはりあるとないとでは全然違います。
今回は特にスジ彫りを追加しているので、スミ入れが光ります。
・完成
これにてキュベレイダムド完成になります。
ぱっと見、グレーとホワイトのバランスも悪くありませんし、所々のメタリック塗装もいい塩梅です。
やはりつや消しは必要なかったようです。
元が白黒のモノクロだったので、追加したグレーとシルバーの塗装もマッチしているようで一安心。
ちなみに、ダムドがでかすぎて
いつもの撮影ブースに収まりませんでした。
収まっているように見えますが、写真を撮るとブースの側面が必ず写るのでNGです。
これは撮影ブース側の問題かもしれませんね。
今後ダムド以上の機体も作るかもしれませんし……。
とりあえず今回は仮でダムドが収まるように画用紙を配置しています。
握り拳もこの通り。
ダムドでは珍しい立ち絵かもしれません。
マニピュレータがでかい分、鈍重な感じがよく出ています。
あえて無骨な感じで作ったので、その様子が出ていて良かったです。
写真を撮っているときに偶然見つけたアングル。
光を上手く当てると、このようにマニピュレータの影がはっきり出ます。
お気に入りの一枚です。
このような表情をつけることも可能です。
これは素組みではできない芸当でしょう。
全可動の醍醐味です。
さて、今回でダムド製作終了になります。
次回は……おそらくまたジムスナを作ると思います。
まだまだ試したいことはたくさんありますので。
ご覧いただき、ありがとうございました。
これまで作ってきたもの一覧です。
塗装や製作道具についてまとめました。
MG キュベレイダムド ~塗装・スミ入れ~
塗装をやっていきます。
鏡面仕上げしようとか、やっぱりつや消しにしようとか、迷走しましたが、結局両方なしになりました。
というのは、鏡面仕上げほどのつやは出さないけど、つや消しはしない、半光沢にしようということになりました。
これは狙っていたわけではなく、塗装してみてからわかったことでした。
本記事ではその塗装の様子をご覧いただきます。
前回
はじめに、前回のサフの様子をチェック。
パーツを分解すると、塗装するべき箇所がサフによってマーキングされている状態になっています。
例えば4枚目のバインダーの裏側は、白い部分は別パーツが覆うのでここの塗装は不要になります。
これを目印にしながら、塗装していきます。
最初は内部パーツや裏打ちパーツなどのブロンズのパーツです。
ここの色は初めて見たときから決めていました。
前回のジムスナで使用した、スターブライトアイアンを再び使用します。
あの金属感を覚えてしまうと、どうしても使いたくなってしまいます。
この通りです。
久々に使用しましたが、やはりすごいです。
一瞬にしてプラスチックが金属へと変貌していく様は、一見の価値ありです。
動力パイプ(?)パーツはスターブライトシルバーで塗装。
この周辺のパーツがブラックなので、コントラストを考えてシルバーとしました。
メタリック系の塗装はこれにて完了。
と思いきや、後のほうで少しだけ別パーツをメタリックにしようと考えたため、追加で塗装があります。後出。
次にホワイト系の塗装ですが、今回せっかくスジ彫りを追加しているので、ホワイト塗装だけだと物足りないかと思い、若干グレーの塗装を追加しました。
グレーにした理由は特にありませんが、サフが格好良かったのでそれに引っ張られたのかもしれません。
こんな感じでマスキングしています。
これだけみると、マスキングした部分をホワイト塗装するように見えますが、逆です。
マスキングした部分はすでにグレー塗装しており、今サフ部分が見えているところがホワイトになります。
グレー塗装の様子は、撮影したのですがサフの色と変わらなかったため割愛。
このような配色に。
真っ白よりはいいかな、という具合。
グレーの調色はホワイト70%+ニュートラルグレーⅢ30%くらいでした。
さて、塗装を進めていくうちに残りのパーツが見えてきて「実はこのパーツとこのパーツが近接していて元の色が同じ」ということがわかってきたりします。
せっかく色を変えられるのに、元の色に引っ張られて被ってしまうのもアレなので、思い切って色を変えてしまおう、と思い立ち、一部分をメタリック塗装にしています。
これが後出すると書いた部分の塗装になります。
ここもスターブライトシルバーを使用しようと思っていたのですが、スターブライトジュラルミンという塗料を見つけたので、これを使用してみました。
具体的には以下のパーツ
・ファンネル
・ヒール
・ヒール付近のバーニア
・肘付近のカバー
・ビームサーベルとアタッチメント
・胸部表面パーツ
完成品をご覧いただければ、このあたりのメタリックパーツがいい感じのアクセントとなっていることがよくわかると思います。
スターブライトジュラルミンを使用した理由としては、スターブライトシルバーよりも下地の影響を受けないらしい、というものです。
シルバーのほうはサフを吹いていましたが、ビームサーベルやアタッチメントの部分が元色ままだったので、ジュラルミンを使ってみました。
まぁ単純にスターブライトシルバーがなくなったというのもあるのですが。汗
結果いい感じだったのでOKとします。
次にブラック塗装です。
特に何も考えておらず、ブラックのままでいいかと思っていましたが、ジムスナで使用したネイビー塗料が残っていたので、それを使用しました。
調色はガイアカラーの青15号をニュートラルグレーⅤで重くするようなイメージです。
これが若干残っていました。
ジムスナの胴体とか結構いい感じの色だったので、気に入って塗料を残していたんですね。
ネイビーなので、真っ黒ではないんですよね。
若干、青15号の面影が残っている感じが好きなのかも。
レッドのパーツは色変えも考えましたが、このレッドがなくなるといよいよダムド全体の色がモノクロになってしまうため、ここのレッドだけは残しました。
塗料はローズブライトレッド。
これもジムスナで使用したレッドです。
結局前回と大して塗料変わっていないような。
これにて塗装完了です。
今回はトップコートなしです。
このままでも十分の光沢が出ているため、下手に手を加えないほうがいいのでは、という判断です。
次回、パーツを組んでスミ入れして完成になります。
ご覧いただき、ありがとうございました。
これまで作ってきたもの一覧です。
塗装や製作道具についてまとめました。
MG キュベレイダムド ~サーフェーサー~
あけましておめでとうございます。
早速ですが、サフを吹いていきます。
前回
まずは表面処理から。
今回のダムドは曲面が多いため、紙やすりではなく布やすりを使用します。
番手は400番と800番を使用します。
本当は1000番くらいまでかけたかったのですが、時間の都合上カット。
やすりをかける前とかけた後の比較。
白いパーツは見た目にあまり出ませんが、黒いパーツはわかりやすいです。
ただ、どちらも触ると違いがよくわかります。
表面処理が完了したら、いつも通り洗剤でパーツを洗浄。
キュベレイはバインダーなど、大きめのパーツが多いので割と大変です。
その後、1日寝かせて乾燥。
そしてある程度の部位ごとに組んでいきます。
ジムスナは一度も組まずにパーツごとに塗装しましたが、とりあえずサフは部位ごとに吹いてみて、塗装の必要な箇所を見極めてからパーツ単位で塗装していきます。
ダムドでこの方式を取る理由は2つあります。
1つ目は現物がこれしかないという点。
ジムスナは素組みが別にもう一体あったので、それを見ながらプランを練ることができましたが、ダムドはこれしかありません。
写真撮りつつ各パーツをすべて塗装しても良いのですが、そこで2つ目の問題が出てきます。
2つ目はパーツが大きいという点。
ジムスナは1つのパーツがむしろ小さいくらいだったので全塗装しても問題なかったのですが、ダムド、というかキュベレイは1つのパーツが大きめです。
表面的に見えない箇所を塗装してしまうと、結構な塗料が無駄になりそうだな、と予見しました。
なので、今回はある程度部位ごとにサフを吹いて見える箇所だけ塗装する方式にしました。
それではサフを吹いていきます。
今回も前回と同様、サーフェーサーEVOを使用します。
なんだかんだでこれが安定するみたいです。
サフを吹くとスジ彫りした箇所が埋まってしまうのではないか、と思っていましたが、実際はそんなこともなく、むしろくっきり浮き出てきました。
ただ、太もものスジ彫りが甘かったようで、少し埋まってしまっていたので、スジ彫りの深さを測る意味でもサフは重要であると再確認しました。
バインダーですが、始めのほうで失敗したモールドを接着剤で埋めて均した箇所がありました。
ここはサフを吹けばわからなくなるから、と言った気がしますが、見事に跡はなくなりました。
いい具合です。
つま先もサフで境界をきれいにします。
境界部分にはサフを多めに吹いておき、若干弛ませます。
そのあとやすりで均すといい感じにできます。
パーツが大きいので、2回に分けて吹いていきます。
ジョイント箇所は当然マスキング。
この後、分解した際に表面的に見える箇所だけがサフ処理されていることになります。
ファンネルポッドの結合部や、胸部の裏側はあまり細かく均したりする処理をしていなかったので、凹凸が目立ちます。
そういった部分的な処理は後で行うとして、とりあえず全体をサフ処理してしまいます。
サフ処理後。
とてもいいです。
ジムスナはサフ組みしていなかったので、初めてサフ状態で全体を組みましたが……。
サフ萌えという言葉の意味を実感しました。
これはハマりそうですな。
完成済みのマニピュレータをつけて。
これもいい感じです。
最初に比べて、やはりモールド、スジ彫り追加が大きく印象を変えたという感じがします。
2枚目のアングル、個人的にお気に入りです。
背面。
延長したファンネルポッドもぱっと見はいい感じに見えますが
拡大するとまだ甘いです。
この辺も少し均してもっと自然に見えるようにしたいです。
最後に素組みと現状の比較を。
同じキットでも手を加えるとここまで印象を変えることができるんですね。
マニピュレータもそうですが、プロポーションの変更、モールドの追加など、様々な要素が噛み合ってここまで来られた気がします。
次はいよいよ塗装開始です。
鏡面仕上げ、と言っていましたが、まだ私には早い気がしているので普通につや消し塗装します。
個人的にもつや消しのほうが好きなので、やはりそうなってしまいます。
鏡面はHGあたりから練習してって感じですかかね。
……というかまずは色合いを考えなくては。
ご覧いただき、ありがとうございました。
これまで作ってきたもの一覧です。
塗装や製作道具についてまとめました。
MG キュベレイダムド ~ディテールアップ続き~
箒です。
長らく期間が空いてしまいましたが、ダムド製作の続きです。
今回でディテールアップは終わりです。
前回
前回までで上半身と腰までスジ彫りによるディテールアップが完了していました。
全体的なバランスを見るために仮スミ入れをしてみます。
こんな具合に。
情報密度上がっています。
両脚がノータッチなので、上半身の密度と相談しながらデザインを考えていきます。
仮デザインとして鉛筆で下書き。
デザインを悩み過ぎて時間をかけるとまた手が止まってしまうので、とにかく作り続けます。
ほぼ下書き通りのデザインに。
これ、片脚は簡単なんですけど、もう片方が難しいのです。
デザインを合わせるために見比べる必要があるので。
両脚のスジ彫り完了です。
粗密のバランスを意識しました。
これにてスジ彫りは終了。
最後に少しだけパテを使います。
足のつま先の鋭利加減が中途半端なので、パテを盛って尖らせます。
イメージとしては、先端のデザインの延長線上に頂点がくるようにしたいです。
1回目のパテは少し失敗。
尖らないどころか、表面が凸凹してしまっています。
パテの盛り方が悪かったみたいです。
2回目はこの上から追加で盛って、凹んでいるところもパテで埋めます。
という感じでこのような仕上がりに。
細かい凹みや結合部分はサフでなんとかなります。
とりあえずはこれにて塗装前の表面的な改修は終了になります。
クリアランス処理はありますが、前回のジムスナよりは少ない箇所で済みそうです。
次回はサフを吹きます。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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塗装や製作道具についてまとめました。
MG キュベレイダムド ~ディテールアップ・胸部編~
箒です。
今回もディテールアップです。
前回
さて、胸部ですがこちらの記事でジョイント部を延長していました。
とにかく延びればいいや、って感じで適当に加工したので、見栄えはまったく気にせず加工した後は投げっぱなしになっていました。
ここをなんとかします。
使用するものはやはりプラ板。これもまた適当な長さに切ってたくさん用意しておきます。
これらのプラ板を
こんな感じで。
なぜこうしようとしたのかは今になってはわかりません。暑かったですからね。
なんかこう、情報量上げようぜ、みたいなノリで置いたのだと思います。
この配置が吉と出るか凶と出るか。
各接地面は接着剤、ジョイント周りはパテで覆っておきます。
ここはあとで削って均しておきます。
前回、加工した腹部と合わせると、こんな具合に。
実際は胸部の左右にパーツがつくのでここまで加工した部分が見えるわけではありません。
実際どう見えるかは記事最後で。
と、ここで問題が発生。
毎回、問題発生している気がしますが、問題発生しないことのほうがレアです。
ディテールアップの影響により、可動範囲が狭まりました。
もともと可動範囲を広げようということでジョイントを延長したのに、そこの見栄えを良くするために加工した結果可動範囲が狭まってしまったのでは本末転倒です。
ということでこの問題に対応します。
このジョイントの受けのパーツは表面から少し窪んだ位置にあります。
ここを表面ぎりぎりまで上げられればどうでしょうか。
わざと受けのパーツを元の位置から外して上にずらしました。
意外なことに、この状態は安定します。
その結果、ご覧の通りの可動性を確保。
図らずもまた2mmほど背が伸びましたね。
最終的にはこのような見栄えに。
まぁ、むき出しでジョイントだけ置いていてある状態よりはマシじゃないでしょうか。
先ほどつけていなかった胸部左右のパーツをつけてみました。
この状態から、前に胸部を倒すと後ろの隙間から少しだけ今回加工した部分が見えます。
なのでそこまで大きな変化と言うほどでもないですね。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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塗装や製作道具についてまとめました。
MG キュベレイダムド ~ディテールアップ・腹部編~
箒です。
今回はディテールアップを進めていきます。
プラ板とパテを使って腹部をメインに加工していきます。
前回
まずはファンネルポッドから。
これは前にプラ角柱を挟んで延長したのでした。
こちらの記事で紹介しています。
あれから触っておらず、少し接合部分がガタついていたのでやすりで均そうとガシガシ削っていたら
こんな具合に逝きました。
そりゃ中身スカスカで外側の周りだけ接着剤で固定しているようじゃそうなりますわな、ってことで
中にパテを押し込みました。奥まで詰め込むと重くなりますし、そもそも必要ないので接合部分に面しているところだけ盛りました。
私はポリエステルパテを使用しています。
ついでにパーツの隙間も前回使用した黒い接着剤で埋めました。
大きな隙間はパテを盛って、小さな隙間は黒い接着剤を流し込む、といった使い分けができるといい感じです。
十分乾燥させてからやすりで均します。接合面なので平らであればあるほどいいです。
今回からやすりはスジボリ堂さんのマジックヤスリを使用しています。持ち手がついていて、水洗いOK、交換も簡単、という贅沢なやすりです。とても使いやすいです。
このまま接合しても隙間ができるので、またまた黒い接着剤の出番です。
指でなぞってみて違和感があるところに流し込んでいきます。
このあとやすりで均しますが、サフを吹くまでちゃんと隙間が埋まっているかはわからないので、今はなんとなくでも大丈夫です。埋まってなくてもサフで修正できますので。
ついでにバインダーと肩を繋ぐジョイントパーツを加工していきます。
このようにジョイントパーツには肉抜き穴があるので、パテで埋めていきます。
この肉抜き穴は意外と深めなので、パテも多めに盛っておきます。乾燥する際に下のほうに沈んで表面が窪むことがあるので。(1敗)
乾燥したらやすりで均します。
パーティングラインもしっかり処理しておきます。消えていないように見えますが、指でなぞるとちゃんと消えていることがわかります。
ジョイントパーツはバインダーに隠れてあまり見えないところではありますが、たまに見えるこういった小さいパーツがしっかり加工されていると地味に完成度が高まると思っています。
それでは次です。
腰部にプラ板を噛ませて延長したのですが、このままでは不格好になるので何とかしなきゃ、と言って何も考えていませんでした。
こちらの記事で改造したまま、何も手を付けていませんでした。投げっぱなし。
この延長した丸いプラ板を加工するのは難しいと判断し、上の腹部に何か追加してプラ板をなんとなく覆い、情報量も増やす、という強引な手段を決行しました。
やっつけで左右にプラ板を加工した小さいパーツをマステで付けていますが
最終的にはこんな感じに。
元のデザインにプラスアルファ程度を心がけましたが、お世辞にもうまくいっているとは言えないでしょうね。何もしないままプラ板をむき出しにするよりはいいかな、という感想。
あとはサフ吹いてから様子を見ましょう。
ここにも隙間があります。このレベルの隙間には接着剤よりもパテを使用したほうがいいです。
最初に接着剤を使用した私が言うので間違いありません。
ここもファンネルポッドと同様、ある程度の埋まり具合で大丈夫です。
サフ先輩がなんとかしてくれます。
腹部のディテールアップパーツもパテで加工します。
繋ぎ目をパテで均して自然に繋がっているように見せます。上手く狙った効果が出てくれば嬉しいですが、どうなることやら。
次回もディティールアップです。
胸部をメインに加工していきます。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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MG キュベレイダムド ~スジ彫り~
箒です。
今回はスジ彫りです。
ジムスナのときはアクセント程度であまり大掛かりな新規デザインは付けなかったのですが、今回はガンガン新規で彫っていきます。
前回
普通のモデラ―さんはどうやっているのかわかりませんが、経験と直感で何となくスジ彫りの線を引いていらっしゃる方もいるのではないかと思っています。
当然、私は経験も直感もありませんし、もともと慎重な性格なので、試行錯誤してデザインを決めました。
上のようにガンプラの写真を撮って、ペイントツールで上から線を引きます。
納得できるデザインになるまで線引き、削除を繰り返します。
それを現実のパーツに鉛筆で書き起こします。上はフロントアーマーです。
左右対称は難しいですね。線の長さや交点の位置などを確認しながら線を引いていきます。
ちなみに私のデザインセンスは壊滅的なので、線の引き方はマジで適当です。
センスのある方はぜひお笑いになってください。
私同様にセンスのない方も、このデザインはあまり参考にしないでいただけると幸いです。
とりあえず1パーツ、スジ彫りしてみました。割といい感じです。
あまり線を多くし過ぎるとデザインも大変だし、彫るのも大変なので抑えめに進めていきます。
と言いつつ、バインダーはこんな感じに。明らかにやりすぎた感があります。
まぁ、キュベレイはバインダーがメインみたいなところありますし。
でもこれ前後あるから、全部で4枚あるんですよね……。(死)
と、ここで問題発生。
バインダーに限りませんが、キュベレイは全体的に曲線が多いです。
当然のことですが、再確認。
そして私の持っているスジ彫り用ガイドテープは左右には全然曲がりません。
これですね。
なので、急カーブのスジを彫ろうと思うと、結局フリーハンドになってしまうのでガタガタしてしまいます。
少し見にくいですが、右の端から弧のようなスジを彫っています。これはテープが曲がらなかったので、なるべくきれいになるようにフリーハンドで彫ったのですが、まったくきれいにできませんでした。
スジボリ堂さんなどが雲形のガイドを販売しているので、それを使用すればおそらくきれいにできるかもしれませんが、今すぐには手に入らないので、今回はカーブのスジ彫りは諦めました。
といっても、私の使用しているスジ彫り用ガイドテープもほんの少しなら曲げられるので、その範囲内でなるべく曲線を作っていきたいと思います。
とりあえず最初のデザインで急カーブにして、フリーハンドで彫ったところは修正していきます。
修正には黒い接着剤を使用します。
この黒い接着剤は高粘度のため、スジ彫りを埋めるのにはかなり向いていると思います。すぐに乾きますし、やすりで削れば触った感じはまったく問題ありません。
しかしこうして見ると、最初に彫ったスジに黒い接着剤が流れ込んでその酷さが際立って見えますね。
フリーハンドでスジ彫りはあまりおすすめできません。ガイドを使いましょう。
そんなこんなで修正し、最終的にはこんな感じに。
これは左フロント、右リアのバインダーです。確認のためにスミ入れしました。
左上のほうで線が重なっていますが、これはスジにスミ入れされた部分と黒い接着剤で埋めた部分が重なっています。サフを吹けば埋めたほうは消えるのでスジだけが残ります。
さて、このパーツは2つあります。上のパーツを左フロントとして使うなら、右リアのほうになりますね。
デザインを変えるのも面倒なので、複製します。
スジ彫りした線に合わせてマスキングテープを切り出して
もう片方のパーツに貼り付けます。
これでほぼ同じデザインができます。まったく同じ? と言われると若干怪しいですが、限りなく同じに近いです。
とはいえ、すべてこれでやろうとするとテープの切り出しなどが結構面倒なので、線同士の長さを固定するために少しだけ切り出したり、短いところは線の長さを測ってあたりをつけたりなど工夫しながら進めてきます。
この記事を書いている時点では腰から上の表面パーツはスジ彫りが終わっています。
逆に脚はまったく手付かずの状態です。デザインも含めて。
本格的な塗装の前にサフを吹くので、その記事の時までには仕上げます。
次回はディテールアップ。腹部メインになります。
ご覧いただき、ありがとうございました。
これまで作ってきたもの一覧です。
塗装や製作道具についてまとめました。