HGUC ジム 製作過程⑪ ~トップコート・完成~
こんにちは。箒です。
今回、トップコートを掛けて完成とします。
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目次
使用したトップコート剤
今まではトップコートといえば缶スプレーのものしか使ったことがありませんでしたが、これもサーフェイサー同様、それしかないと思っていたためです。
しかしトップコートもエアブラシで吹くことができるそうですね。実際に使ってみました。
今回使用したトップコート剤は2種類。Mr.カラー C189 フラットベース「なめらか・スムース」とガイアノーツ Ex-04 Ex-フラットクリアー です。ネットで「エアブラシ トップコート」で検索すると「このふたつを混ぜ合わせたものがいい」という評判を見かけたので実際に混ぜて吹いてみました。
混ぜる前にはめちゃくちゃ攪拌します。そうして混ぜ込んだものがこちら。ちょうどフラットクリアーの空き領域にフラットベースが入り込むスペースがあるんですね。というわけでいざ、トップコート実食。
上がトップコート前で、下がトップコートを掛け終わったあとのものです。……よくわかりません。写真だから、ということではなく、実物を見てもよくわかりませんでした。薄め液が薄すぎたかな……?
色付きの塗料だと試し吹きしてみれば濃度を調整できるのですが、トップコートは透明なのでなかなか濃度がわかりづらいんですね。これは改良の余地あり。
試しにイエローパーツを缶スプレーでトップコート掛けしてみましたが、こちらはナイスでした。相変わらず写真だとわかりづらいですが、缶はOKでした。
ということで、今回は全体的に缶スプレーを用いてトップコートを掛けました。エアブラシトップコートは濃度を変えてリベンジします。
組み立て
1日たっぷり乾燥させ、いざ組み立てに参ります。
コックピットハッチのブラックは、今回筆塗りしています。これもマスキングしてエアブラシ使えばよかったと、筆塗りに慣れていない自分の完成度を憂いながら反省。
首周りのパーツをはめ込んだ時に気付きましたが、塗料が乗っている関係でめちゃくちゃ固いです。入らないことはありませんが、かなり力が要ります。
左脚のふくらはぎ部分、スジ彫りを失敗してずれてしまったためにスミ入れがあらぬ方向に飛んでいます。失敗の証ということでもうそのままにしておきます。過ちを繰り返してはいけない。
ポリキャップのマスキングは好調。見えないところは塗装しなくてもいいか、と放っておいた部分が見えていますが、かなり色が違いますね。
シールドのマスキングもはみ出してはいるものの、割と良い具合。シールドの裏側がグレーになるだけで、完成度が上がることを実感します。
ジム頭のマスキングも良き。これはみ出てたらかなり残念なことになっていた気がします。
完成
塗装前
塗装後
組み立てが終わったところで完成です。いいですよ、これ。
クリアランス処理を行っていないのでかなり関節が固く、慎重にポーズを取らなければなりませんが、緩いよりはいいでしょう。
塗装前と比べると一目瞭然です。以下、同様のポージングで塗装前と比較。
比較すると塗装前は全然白くありません。プラスチック感がなくなるだけで完成度が段違いですね。
ビームサーベルも少し濃いかな?と思いましたが、意外といい感じに仕上がっているように見受けられます。
リアビュー。ランドセル、足首、シールド裏の塗り分けができているだけでここまで完成度が上がるとは。感動です。
まとめ
ということで全11回にわたって製作したHGUCジムですが、全体通しての感想としては意外と上手くいった、ですかね。もっと苦戦するかと思っていましたが、エアブラシでの塗装も最初からいい感じにできましたし、細かいところがはみ出ていたりするものの最終的な完成品には感動すら覚えました。
どちらかと言うと、塗装前の処理のほうが課題が残っているように思えました。スジ彫り、合わせ目消し、クリアランス処理……。この辺がうまくできるようになればもっと完成度が上がる気がします。改善の余地ありです。
いつかスキルが上がってある程度の自信が芽生えたらもう一度作って1番最初に作ったこれと比較したいですね。
次回からは別のガンプラを製作していきます。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
次回
塗装や製作道具についてまとめました。