箒のガンプラ製作

箒のガンプラ製作室

ガンプラ製作過程の備忘録として更新していきます

MG キュベレイダムド ~各部改造 その3~

 

箒です。

ダムドの改造も3回目です。

今回は腹部の延長と、指先を加工します。

改造は今回で終わりです。

 

 

前回

ho-ki-295.hatenablog.com

 

 

 

腹部の延長とは言いましたが、正確には腰部の延長です。

腰部は下の写真のように、ジョイントが突き出ている形になっています。

 

 

 

 

ここにプラ板を噛ませることで腰部と胸部がさらに広がり、プロポーションが変化すると考えました。

1回目で胸部と腹部の接合点を伸ばしたのに、ここではさらに腰部と腹部を伸ばします。もはや暴挙ですね。

 

 

 

 

使用するものは前回に引き続き2mmプラ板です。これを2枚重ねることで4mmの延長となります。

まずはコンパスで半径2cmの円を書きます。これに沿ってニッパーで粗方切ってからやすりで削りつつ形を整えます。

円形なので、神やすりを使用しました。紙、ではありません。神です。

 

 

 

120番と240番の神やすりでガリガリ削っていきます。

こんなに低い番手を使ったのは初めてでしたが、凄まじい削れ具合です。

 

 

 

 

2枚重ねますが、片方が少し大きかったため接着してからもう片方に合わせて削ります。

 

 

 

 

上部のプラ板のほうだけ中心に穴を開けます。これはジョイントを埋め込むために使用します。平面のプラ板の上にただ置いて接着剤でくっつけるだけだと耐久性に問題があることは第1回の胸部延長の際に経験済みなので、その失敗を生かして今回は初めから補強しておきます。

これで延長パーツの完成です。

 

 

 

 

ジョイントを切り落とします。

切断面はやすりで整えておくことを忘れずに。

 

 

 

 

先ほど製作した延長パーツを接着します。さすがにこれだけだとやっつけ感が半端ないので、あとでモールドを追加するなりして情報量を上げましょう。

 

 

 

 

 

無事、4mmの延長に成功です。パーツそのものがただの円なのでかなりシンプルです。

近くで見ると少し違和感があるかもしれませんが

 

 

 

 

全体で見ると意外と普通です。

ただ、4mmも延長した割には案外変化が見えません。いや、4mmくらいはたいした変化じゃないのかな……?だんだん感覚が麻痺してきたのかもしれません。

 

 

 

 

ダムドばかりを触っていてやはり感覚が麻痺しているな、と感じたのは、久々にジムスナを取り出して横に並べたときでした。

延長に延長を重ねてとんでもなく大きくなっていました。比較対象物があるとはっきりわかりますね。

 

本体が大型化したため、もともと大きいマニピュレータに引けを取らなくなり、バランスが良くなったように感じますが、どうでしょうか。

全体的なバランス調整はこのくらいにして、次は指先の加工に移ります。

 

 

 

 

 

 

指先の加工とは何をするのかと言いますと、指より爪を長くします。

上の写真を見ていただければわかりますが、デフォルトでは爪が短いです。非常に健康的。

 

 

 

 

また、親指が他の指に比べてあまり鋭利ではありません。丸く安全に切りそろえられています。これまた健康的。人間だったらこれで全然OKです。

 

 

 

しかしこいつはダムド地獄に堕ちた新たな薔薇ですよ。健康的でいいわけがありません。

 

ということで爪を伸ばして鋭利にします。ここはさすがにプラ板は使えないので、パテを盛って削って処理しましょう。

 

 

 

 

 

お試しということで、親指と人差し指を一本ずつ拝借し、パテを盛ります。

どんなときでも共通ですが、パテを盛るときは多めに盛りましょう。少ないよりは多い方が断然良いです。

多いなら削ればいいだけですが、少ないと追加でパテを盛らなければなりませんので。

 

 

 

 

1日置いて削ってみました。まあまあですね。

親指のほうは少し先端が足りないようです。仕方ないので追加しましょう。

 

 

 

 

全指にパテを盛り、乾燥させている様子です。

ネイルの乾燥待ちっぽいですね。ネイルのこと知りませんけど。

 

 

 

 

紙やすりで整えました。

最初に比べればいい感じですが、まだ少し鋭利加減と、あと長さも欲しかったので

 

 

 

 

倍プッシュです。

上述しましたが、パテを盛る際はとにかく多めに出して多めに盛ることを心がけます。

こんなに使わないでしょ、と思うくらい出すのが個人的にちょうどいいです。

 

 

 

 

今度は1回目よりもさらに多めに盛りました。

つまようじで器用に盛っていくのですが、パテは粘度が高いので糸を引きます。上手いことそれを利用して爪の先端を伸ばしていきます。この辺はだいたいでいいでしょう。

 

 

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しっかり乾燥させてからやすりで整えていきます。私は600番台の紙やすりを使用していましたが、最初はもっと番手の低いもので粗方削るほうがいいでしょう。

ただ、あまり番手の低いやすりで削りすぎるとパテが引っかかって欠けてしまうこともありますので注意です。(2敗)

 

 

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失敗例。別の指です。

かなり長めだったのでガリガリ削っていたのですが、こういうことになるので残りは慎重に処理していきたいです。

 

 

 

 

パテを盛り、240番で粗方削ります。

 

 

 

 

600番で均して修正しました。

今まで、ポリエステルパテは主剤9.5、硬化剤0.5くらいの割合で混ぜていたのですが、硬化剤が少なすぎるとなかなか固まってくれません。適当に「色が黄色に変わればいいんでしょ」くらいに思っていましたが、しっかり量を混ぜないといけないんだということを学びました。

 

 

 

 

最終的にはこんな感じになります。

パテの成形はかなり難しいです。なるべく同じような形を目指しましたが、私の技量では叶いませんでした。正直、出来はそこまでいいと思えません。

 

ただ、禍々しさは増したかなと。爪先は鋭利に整えましたし、長さもあります。

サフを吹いたときに微修正したいと思います。

 

 

そういえば、秋葉原でパーフェクトバイスを購入しました。

 

 

 

 

 

 

通販は在庫がなかなか復活しなかったり、送料だけで1000円くらいかかってしまうので、直販店で買えてよかったです。

これからこのツールも活用していきます。

 

 

次回はスジ彫りに移ります。

デザインを検討したいと思っています。

 

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

塗装や製作道具についてまとめました。

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