MG ジム・スナイパーⅡ ~仮組み~
突然ですが、少し思い出話を。
私が小学生の頃はPS2の全盛期でした。ゲーム好きの私もご多分に洩れずそのブームの中で様々なゲームをプレイしたものです。
ご存知のことと思いますが、PS2には様々なガンダムのゲームが発売されており、一部からは「ガンダムゲームはPS2が全盛期だった」と評する声も聞こえてきたりします。(私もそう思ったことがあります)
中でも私が好きだったガンダムゲームが『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』です。軽快なOPから始まり、ブリーフィング画面を経て格納庫から機体を出撃させるシーンは今でも鮮明に思い出せます。
また、思い出深い作品としてはPS2最初期に発売された『機動戦士ガンダム』。地上戦を主体としてジャブローまでのホワイトベース隊の戦いを追体験するというもの。これはOPがめちゃくちゃリアルで「これがPS2のOPなのか……!」と感動したことを覚えています。
さて、長々と思い出話をしてきたわけですが、何が言いたいのかと言うと、本記事のタイトルにもなっている機体のことについてです。
当時はまったく気にならなかったのですが、何度もプレイしているうちに無意識レベルにまで浸透するほど好きになった機体がジム・スナイパーⅡ
のホワイトディンゴ隊仕様でした。
素のジムスナⅡじゃなくてWD隊仕様なのか……とお思いかもしれませんが、上記2作品に登場するジムスナⅡはどちらもWD隊仕様です。(正確にはガンダム戦記のジムスナはカラーリングは通常ですが、武装がWD隊仕様になっています。カラーリングも裏技で変えられるので実質WD隊仕様が原型みたいなものですが)
何故かというとWD隊がメインで活躍するゲーム、1999年にドリームキャストから発売された『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』の監督さんがこれらのゲームを手掛けられているからです。
ガンプラ熱が再燃し、そういえば……と思い出したのがPS2のガンダムゲームたち。そこで無意識レベルにまで刷り込まれたジムスナⅡ(WD隊仕様)への愛が蘇り、嗚呼作りたいな……と思ったのですが、聞くところによるとWD隊仕様のジムスナはプレバン限定とのこと。
……と嘆いたのは一瞬のこと。どうにか転売特有の高価格帯を避けて手に入らないものかと探し回った結果
☆無☆事☆購☆入☆
秋葉原で手に入れました。お値段的には定価+700円くらいでしたが、プレバンでの購入には送料648円がかかりますので、ほぼ同程度の金額で買えたことになります。探せばあるものですね。
早速作ろう!
と思ったのですが、せっかく作るなら格好良く仕上げたいので、まずは通常のジムスナⅡを全塗装で仕上げてから本命のWD隊仕様に取り掛かろうという算段です。まぁ新規造形のパーツを除けばWD隊仕様も通常と変わりありませんし。
というわけで仮組みしました。
ガンプラ製作復帰してから初のMGだったため、ディテールに感動しながら作っていました。
(パイロットが乗っている……!)
(肩関節が引き出されて内部パーツが……!)
(腕の内部パーツにまでこだわりの造形が……!)
(胸像状態でこの格好良さ……!)
このバイザーがジムスナⅡをジムスナⅡたらしめている一番の要素であると思っています。
などと感激しながら組み立てていくうちに完成。
はじめに付属のブルパップマシンガンを持たせてみましたが、原型となったジム・コマンドに見えますね。これはこれであり。
素立ちも良いですがスナイパーライフルを持たせて
S字立ち……! やーっぱり格好良いですわ。
まぁ、ポケ戦での活躍はお察し最高でしたが、RX-78-2ガンダムを凌駕する機動性と高精度ガンカメラによって母艦への狙撃を行い、早々に戦闘を決着させることができる連邦軍後期のハイスペック機体なのです。
やられメカ、量産型の代名詞とも言えるジム系統の究極形態と言っても過言ではありませんね。(代名詞……?)
背面です。バックパックのみならず、脚にもバーニアが付いており、その機動性が伺えます。ビームサーベルがリアアーマーにマウントされている機体というのも珍しいのではないでしょうか。
そしてやはりジムスナといえばこの狙撃ポーズ……!
嗚呼もうほんと格好良いですわ。
MGジムスナのガンプラのどこが好きってこの狙撃ポーズがパッケージになっているところです。
これ。
コレ!
K O R E !!!!
市街地でスナイパーライフルを構えるジム・スナイパーⅡ……。
私がジオラマを作るとしたら間違いなくこの構図を選ぶでしょうね。
性能もさることながら見た目にも格好良いこの機体は、私を含め多くのガンダムファンを虜にしました。意外なことに、私と同じようにPS2初期のガンダムゲームで好きになったという声を聞いたりします。まぁあのポケ戦の活躍だけじゃなんとも……。
MGジムスナは可動域がとんでもなく、この構えの状態を難なくこなします。先ほどの肩関節の引き出しとか。
何と言っても2017年発売のキットですからね。時代の進歩というやつです。
ネットでも様々な改造やディテールアップが施されているため、それらを参考にしながら製作していきたいと思っております。
なお、これを作ったのは昨年の11月のことです。
現在はガンプラ熱が停滞しているため、たまに細々とHGUCガンダムのモールド彫りを行っています。ガンプラにしても読書にしても自分の中に波があるので、その波に乗らない限りはまったく捗らないんですよね。
HGUCガンダムが完成したらすぐさまこのMGジムスナに取り掛かります。
桜を眺める前に波が戻ってくれば良いのですが……。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
次回
塗装や製作道具についてまとめました。