MG キュベレイダムド ~仮組み~
箒です。
4月に入り桜も咲き始めて暖かくなってき……てなかったんですよね、この記事書いているときは。普通に寒かったです。
愛機であるジム・スナイパーⅡの製作も一段落つき、のんびりしていた3月某日。
それは届きました。
AMX-004DMD
QUBELEY DAMNED
そう、キュベレイダムドです。
いつかキュベレイを作りたいと思っていたのですが、たまたまプレバンを覗いた時にちょうど、偶然、神の計らいによって、キュベレイダムドが再販されていたので思わずポチってしまいました。
私はあまり衝動に身を任せることはせず、現状の資金問題やら、積みガンプラとの兼ね合いやら、そのガンプラを製作することによって得られるノウハウやら、なんとかかんとかなどを3日くらい思案するのですが、この時は10分くらいで購入完了ボタンを押していた気がします。
その要因としては
などが挙げられます。最大の理由はおそらく3番目でしょう。鷲掴みと言うか握り潰されましたし。
現在、ハロの製作途中ですが、仮組みだけは先に行っていましたのでご紹介します。
そんなこんなで開封。
どうでもいいですが、ガンプラの箱ぴったりに収まる段ボールで送ってくるバンダイさん、さすがですね。
箱を開けたときにまず目に飛び込んでくるのは、やはり特徴的とも言えるこのバインダー。
思っていたより大きい……良い……。
で、前回の最後にも書きましたが、このキュベレイダムドは鏡面処理で仕上げる予定です。
鏡面処理は今までのような光を反射させないつや消し処理とは真逆で、光を反射させまくる仕上がりになります。
Q. 光が反射するとどうなるの。
A. 傷が目立ちやすくなるんです。
鏡面処理において表面の傷は何よりも避けなければならない事案です。
そしてガンプラには決して避けられない表面の傷があります。
それはゲート跡。
アンダーゲート方式でない限り、表面に傷が残ることは避けられないのです。
ということで長い前フリでしたが、何が言いたいかというと鏡面処理をする場合はいつも以上にゲート処理を気を付けましょうね、ということでした。最初から言え。
これは太腿の表面パーツです。見ての通りゲートをめちゃくちゃ長く残して切ってあります。いわゆる2度切りというやつですが、実はゴッドハンドニッパーを導入してからはあまり行っていませんでした。
直接パーツとゲートの間に刃を当ててそのまま切って、ゲート跡を600番の紙やすりで均す、というやり方でパーツを切り離していました。正直、大差ないんですよね。
ただ、今回は別です。何故なら鏡面処理を行うから。
鏡面処理において何よりも避けなくてはならないのはゲート処理の際に表面を抉ることです。
抉ることは絶対に避けましょう。(大事なことなので)
多少ゲートが残るくらいなら1000番くらいの細かい紙やすりで少しずつ削ればリカバリできますが、抉るのはマジで注意しないと取り返しがつかないことになります。(多分パテを盛って修正することはできなくはないけど、やりたくない)
このように慎重に処理していきます。
上の写真のゲート長は自分の中では紙やすり圏内に入っています。
「まだニッパーで、デザインナイフで切り落とせるやろ……!」と思える場合でも、抉ることだけは避けたいので紙やすりで少しずつ削っています。
内部パーツは見えないところが多いので2度切りしていません。そもそも内部パーツは鏡面処理せずに、おそらく前回大活躍したスターブライトシリーズでいい感じのメタル塗装にしてしまうと思います。
ゲート処理完了です。表面パーツはいつもの倍の時間はかけてゲート跡を消すように意識しています。
いつもは「サフが隠してくれるやろ……」とか「そんなに目立たんやろ……」とかいろいろ言いながら妥協していますが、今回はそういうわけにはいきません。
今回は前回のジムスナのように2体用意することができなかったので、完成してから比較するために今のうちに写真を多めに撮っておきます。
そうこう言っているうちに脚、完成。
この曲線美、たまりませんね。
足がハイヒールになっているところがポイントです。
キュベレイの女性らしさがさらに強調されていますね。
ベースとなっているMGキュベレイが2001年発売ということもあり、可動性は昨今のガンプラと比べると若干劣りますが、そもそも実用性よりデザイン美を前面に押し出している機体ですので、あまり気にはなりません。
次に、腰。
何かにつけて前回のジムスナと比べてしまうので、作っている間は
「パーツ1個が大きい……」
だの
「おぉ……美しき曲線……」
などと、いちいち感動しながら作っていました。
個人的にはどちらかと言うとジムスナのように直線の多い実用的な(?)、実世界に存在していても違和感のないような兵器兵器している(?)機体のほうが好みだったりしますが、キュベレイのようなデザイン重視(?)の機体も割と好きです。こういう機体はむしろ実世界には存在しないような奇抜なデザインや色で塗装したいと思ってしまいます。
お次は胴体。
腹部が特徴的なデザインに変更されております。
背骨っぽいところなんかもあったり。
ファンネルを格納しているリアスカートは胴体から繋がっています。
私はこれを作るまで腰から繋がっていると思い込んでいました。
ファンネルは10基。仮組みで付けるときも結構大変でした。
塗装も大変そうですね。
どんどん参ります腕部。
キュベレイダムドのメインウエポン、シンボルと言っても過言ではないこの大型マニピュレータ。
元機体の優雅な曲線美を真っ向からぶっ壊すようなこの武骨なデザイン。たまりません。
このマニピュレータに私の心は鷲掴みにされ──
指が曲がらない!!!
という茶番を挟みつつ、指関節が曲がらないという情報を得たときは大変残念な気持ちになりました。
だってメインウエポンですよ、シンボルですよ。
根元しか曲がらないのはあんまりですよ。これじゃ私の心を鷲掴みにできない……!
という嘆きが心の奥から聞こえてくるので、指の関節は全可動させたいと思います。
目標は握り拳です。
予想以上に難航したら切断した箇所を接着し直して諦めます。(重要)
そして胴体と腕を繋ぐバインダー。
キュベレイのシンボルとも言えるこの大型バインダー。
丸みを帯びたフォルムが美しく、まさに曲線美といったところでしょうか。
結構可動します。
少しいじれば可動域を広げることもできそうな気がしますが、改造はあまり得意ではないのでどうするかはまだわかりません。
バインダーと肩の接続ジョイントには肉抜き穴があるので、ここはパテ埋め対象箇所ですね。メモしておきましょう。
最後に頭。
後ろに長い特徴的な頭ですが、これはサイコミュのマイナスな影響を抑える目的でデバイスが内蔵されているためらしいです。
元機体のデザインはモールドもなくシンプルでしたが、ダムドではモールドが追加されていて情報量が上がっています。
各箇所を紹介しているうちに仮組み、完成。
写真が窮屈そうに見えるのは気のせいじゃありません。本当に窮屈なんです。
前回のジムスナと比べても、やはり機体サイズが大きいんです。
前回ご紹介した100均撮影ブースではキュベレイが素立ちでギリギリ収まるくらいで、あまり表現付けたポーズが取れないんです。
これは撮影ブースの拡張が求められていますね……。
ちなみにジムスナとの比較はこんな感じ。
縦はもちろん、横に至ってはバインダーの影響で3機分くらいあるのでは……?
ブースが狭くてあまり写真を撮れなかったため、仮組みの様子はこれくらいです。
完成品を載せる際はブースも拡張しておきます。
ハロの塗装と並行してこのキュベレイダムドの改造も進めていきます。
主にマニピュレータですね。
あと、塗装のデザインの選定も行わないと……。
作る前は突飛出た派手なデザインとか、キュベレイだしきれいな模様とか付けようかな~と思っていたのですが、マニピュレータを見た瞬間に「いや、戦闘狂で禍々しい感じもありかも」と思い始めてしまい、苦悩の日々です。
普通のキュベレイなら可愛い系でもきれい系でもいけるのですが、ダムドは……。
大理石風とか似合うかも。
次回はマニピュレータを改造します。目指せ全可動。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回
塗装や製作道具についてまとめました。