HG ガンダムヴィダール 製作② ~下処理~
ご無沙汰です。箒です。
ヴィダールの下処理を行います。下処理に含まれる工程としては
- スジ彫り
- エッジ処理
- 合わせ目消し
になります。しかしこのヴィダールですが、合わせ目が結構出る割には後ハメ加工が難しいので、一部合わせ目消しは省いております。こういうところもできるようになれれば成長できるのですが、仕方ありません。
今回はスピード製作を心がけ、早めに仕上げたいと思います。
前回
とりあえず分解。部品数はそこまで多くない印象です。
左にある白い物体は激落ちくんです。たまに使います。
スジ彫りを行っていきます。HGはやはり細かいです。アンテナだけでも結構な箇所があります。
試しに処理前と処理後を並べてみました。右が処理前で左が処理後です。写真ではわかりにくいですが、実物は結構彫れています。
前回のシアクアンタではっきりしましたが、スジ彫りはめちゃくちゃ大切です。もちろんその処理には時間がかかりますし、大変ですが、その分完成したときの感動も完成度も跳ね上がります。地道に進めていきましょう。
次に今回のメイン処理と言っても過言ではないクリアランス処理を行います。前2回のジムとシアクアンタでは行わなかった処理になります。見様見真似ですが、これが最終的な可動にどう影響を及ぼすのか、試してみたいと思います。
簡単なところから始めます。肩の可動パーツです。
ここはそのまま塗装すると表面に塗料が乗った分厚くなるため、おそらくこの写真のところまで動かすことができなくなり、動かせたとしても塗料が擦れて剥がれることが予想されます。
そこで、この裏側の箇所をやすりなどで削り、パーツ同士が接触しないようにマージンを作ります。
クリアランス処理が初めてなので、どれくらい削れば良いかわからず、とりあえずでこれだけ削ってみました。
仕上がりとしてはこんな感じです。最終的に塗装し終わっての様子を見て次回以降の加減を考えていきましょう。
先ほどの肩のパーツはヴィダール特有のものですが、ほぼ全機体に共通している処理対象箇所が腕や足回りです。腕の内部パーツと外部パーツの接触や外部パーツ同士の接触で塗料が剥がれることが多いので、要注意箇所です。ジムもシアクアンタもポーズをつける際に塗料の干渉が発生して動きがかなり固いです。
こちらも外部パーツの裏側をやすりで削っていきます。
少し余裕を持たせられました。
脚の外装の裏側も干渉しそうだったので削りました。これは見た目にも結構変わってしまっているので、やりすぎるのも少し考えものです。
かかとのハンターエッジを外装部もそのままにしておくとおそらく塗料がこすれて剥がれてしまうので、少し幅を広く取ります。左が処理前で右が処理後です。
処理の前後です。こう見るとエッジの部分が外装とぴったりくっついていることがわかります。これは間違いなく剥がれます。
これくらいのマージンで問題ないのか、はたまたこれでも足りないのか、その辺はお試しということで。完成を待ちましょう。
ただ、あまり削りすぎると展開した際に横にぶれることがあります。こちらは爪先のハンターエッジですが、クリアランス処理を施すと余裕ができる分、横にぶれます。これも塗装後に直るのか直らないのか、試してみます。
最後に合わせ目消しです。前述の通り、ヴィダールには合わせ目が結構出ますが、今回は後ハメ加工が大変なので、できるところだけを処理していきます。
まずは肩の合わせ目から。これは後から内部パーツを差し込んで腕と繋げる作り方になっているため、むしろ処理しやすいパーツになっています。合わせ目が必要なところの処理のしやすさに高低が出ないガンプラこそ良ガンプラと言えると思っています。
バックパックです。これも真ん中に合わせ目が出ます。若干内側に赤塗装が必要なところがありますが、これはマスキングで対処しようと考えています。元々がシールなので塗装に失敗したら最悪はシールでもいいかなとか考えながら接着剤を塗っていました。
ビームライフルです。これはシンプルにモナカ割りで2つのパーツの真ん中に合わせ目が出ます。
サイドアーマーです。フルメカニクスは可動ですが、HGではモナカ割りです。仕方なし。
エッジ処理は行いましたが、写真を撮り忘れました。
まあ、そこまで大きな変化ではなかったですし、完成した際にでもご紹介できればと思います。
個人的に、ガンプラ全塗装のうちこの下処理にかなり時間がかかる印象です。塗装は割とあっさり終わりますが、スジ彫りなどは1つのパーツにいくつも処理箇所があるため、とても時間がかかります。しかし、ここを妥協せずやり遂げられると最終的な完成度が段違いになることを前回学んだため、きっちり処理していきます。
現在ヴィダールの塗装に取り掛かっていますが、他にも12/17現在で盛り上がっているモビルドールサラの製作や、個人的にとても好きなMSであるジム・スナイパーⅡの製作なども行っています。それらもここで紹介できればと思います。
次回はサフ吹きを行います。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
次回
塗装や製作道具についてまとめました。