MG ジム・スナイパーⅡ ~各パーツ組み立て~
箒です。
今回はMGジムスナイパーⅡ製作最終回
のはずでしたが、パーツごとの組み立てにかなり文字数を費やしてしまったので、分割してご紹介します。今回は各パーツごとの組み立て、次回完成です。
それでは参ります。
前回
足首・足
ガンプラは下から組んでいきたい派(?)なので足から取り掛かります。
足と腕に関しては片方だけの紹介になります。同じなので。
この時点でもうテンション上がりまくりでした。見えなくなるので今のうちにこのメカメカしさを堪能しておきます。
完成です。次の脚パーツと合わさります。
シリンダーも健在。前のほうは結構見えるのでやっぱりちゃんとシルバー塗装しておいて良かったと思います。
脚
ふくらはぎと膝のところだけで計12か所のメタルパーツが付いています。もう少し分散させても良かったのかもしれません。
太もも内部の可動箇所です。ここはあらかじめクリアランス処理を行っていたため、塗装しても塗料が干渉することなく、スムーズに動作します。素晴らしい。
内部フレームだけでこの格好良さ。内部フレームはもう全部メタル塗装にします、今後とも。(宣言)
バーニア内部のレッドパーツが若干浮いていますね。これは後で気付いて直します。
完成です。前の足首パーツと合わさりました。
膝といいスラスターカバーといい、新規モールドがいい感じで効いていますね。
メタルパーツの仕上がりとしてはこんな感じ。やっぱり一番小さいパーツを使用して良かったですね。あまり大きいと周りの部分塗装したネイビー部分が隠れてしまうのでこのくらいのほうが周りとのバランスが取れてちょうどよく感じます。
表にも少し見える内部パーツはアイアン塗装でメカメカしいアクセントを付けてくれます。内部のシリンダーもいい感じです。
足の裏の塗り分けもちゃんとできているみたいでよかったです。
足の付け根の丸いパーツは3つのパーツで構成されているのですが、地味に3つとも別色で塗り分けられています。妙なこだわりポイント。
素組みとの比較です。バーニアのシルバー化や足裏の塗り分けなど、一目瞭然ですね。
どんどん参りましょう。
腰部
前回、思いっきり失敗してしまったリアアーマーもありますが、まあそれは仕方ないとして。組めなくなるわけではないので気持ちを切り替えて組んでいきます。
よーく目を凝らさないとわからないですが、実はフロントのレッドパーツも失敗しています。これはデカール貼りに2回連続で失敗した際に無理に剥がそうとして下の塗装部分まで剥がしてしまったせいです。あとで筆とエアブラシを使ってリカバリしましたが、どうやら私は腰に問題を抱えているようです。今年はぎっくり腰に注意したいところ。
個人的にテンション上がった点としては裏側です。モールドが活きたままメタル化するとここまで違うものなんですね。普段あまり見えないところだからこそ、たまに見えるときにその存在感が光ります。
素組みとの比較です。やっぱり全塗装は鈍重な仕上がりになっていますね。
気のせいだと思いますが、両手に持つと素組みより全塗装で仕上げたもののほうが重く感じることがあります。気のせいだと思います。
胴体
個人的に最もテンションが上がった箇所になります。やっぱり内部の情報量が段違いなんですよね、胴体って。
パーツ一覧の写真をご覧いただければそのディテールも一目瞭然です。
胴体と腕を繋ぐ可動パーツの集合体です。もうこれだけで最高ですね。
内部パーツだけでも十分良いのですが、そこに外装が付くことによって外と内のコントラストがもう……。
この辺はひとつパーツを付ける度に写真を撮っていました。
と、興奮しながらも完成。つや消しされたネイビーの胴体がシックな仕上がりで高級感溢れる……とかなんとか言いながら撮影タイム。
最もこだわったところとして、この関節の引き出し部分の部品をアイアンとシルバー交互に塗り分けました。写真だとわかりにくいですが、この関節パーツだけで6パーツ使われており、そのうち3つがアイアン、3つがシルバーという塗り分けをしています。
まあ、1つは完全に胴体内部に隠れて見えなくなってはいますが、他の5つは肩を引き出す度に見える箇所になるので、やはりこだわって良かったと心底思いました。
こっちのほうがわかりやすいですね。
胴体の内部も捻りや屈みの際に内部パーツが見えるので、ここでもアイアンがいい味出しています。
素組みとの比較です。肩の小さいパーツがライトグレーに置き換わっています。胴体だけでは若干浮いているように見えますが、あとで登場するバックパックと同じ配色になってバランスが取れる仕上がりになっています。
腕
せっかくパーツを並べたのに写真を撮り忘れてしまったので残念ながらパーツ一覧の写真がありませんが、気を取り直して参ります。
いつものごとく内部パーツ褒めから。可動所をシルバーにしたおかげで、腕を曲げる度に内部のシャフトパーツが光る仕上がりになっています。
ということで速攻で完成。肩の連邦デカールが小さいかな……と思ったけど、意外とそうでもなかったようで安心しました。
肩の黒い箇所、腕間接の内側、手首を繋ぐパーツなどがつや消しをしていないアイアン塗装なので、光に反射する点が素晴らしいです。
腕のメタルパーツもこのような仕上がりに。元々、シャフトパーツがシルバー塗装されているのでメタル要素が多めでしたが、メタルパーツでさらにメカメカしさが増しました。胴体でも登場したレッドパーツのダクト内をジャーマングレイで塗り分けられているので、ここでも情報量アップに貢献しています。
素組みとの比較です。前腕部、メタルパーツも新規モールドもいい感じ。
少ないパーツ数ながら、デカールが大きめでダクトの塗り分けやバーニアのシルバー塗装など、かなり情報量がアップしています。
ささっと完成。胴体で言及したバックパックと配色が同じというのはこのサイドバックパックのライトグレーのことです。距離が近いのでライトグレーが映えます。
サイドバックパックの裏側、パーティングラインが残っていますね。組んでしまえば見えなくなる箇所ではあるので問題ないといえば問題ないのですが、こうやって見るとやはり目立つので今後は注意したいところです。
素組みとの比較。スラスターカバー上部は別パーツですが、元々は同じ色でした。
せっかくなのでダークグレーに色を変えています。
頭部
元々の色分けが優秀なので、特に色を変えたりはしていません。また、クリアパーツは今回塗装していません。というのも、内部パーツの造形が素晴らしいので、クリアのままで内部が見えるようにしたかったためです。
さくっと完成。
もうね、ジムスナⅡの何が好きってこの顔ですよ。このバイザーですよ。
最高ですね。
素組みとの比較。アンテナをメタルパーツ化しようかとか、クリアパーツを光らせてみようかとか、色々考えましたが、やっぱり元のままが一番ですね。色を少し変えてダクト内を塗り分ける程度にしてもこの格好良さです。
スナイパーライフル
本体が完成したのでここからは武装になります。
スナイパーライフルは暗めの配色にしようかなと思っていましたが、完成したものは意外と明るめになりました。
組み上げたときは配色的に「あれ……思ってたのと違う……」と思いましたが、見ているうちにだんだん好きになりました。「こういうのもありかも」みたいな。
そんなことより、ここで致命的なミスをしてしまったんですよ。
先ほどの写真の裏側ですが、お分かりいただけますでしょうか……
☆塗り忘れ☆
手抜き塗装の末路です。スナイパーライフルはモナカ割なので外側だけ塗装すれば内側は見えなくなるからまあいいでしょ、といつもの如く塗装していたのですが、実はこのトリガーの箇所は内側も反対側の外側に使われる箇所でした。
これを見つけたときの私の心中、お察しください。(絶叫しました)
当然、リカバリ。ミスした自分を戒めるために苦手な筆塗装で対処しました。
ぱっと見、わかりませんよね……?
ブルパップ・マシンガン
こちらも本体はモナカ割でトリガー箇所は両サイド要塗装でしたが、後ハメ加工が必要ないので最初から組んで塗装していたため、先ほどのようなミスはなし。スナイパーライフルはあのモナカの中に1パーツ入れる必要があるので、ばらして塗装していたのですが、それがミスの引き金になりましたね。(トリガーだけに)
本体はダークグレー、マガジンと別パーツはライトグレーで塗り分けています。
スミ入れや銃身のシルバー塗装で素組みのものとは別物に。というか素組み、一色だったんですね。
シールド
これは塗装段階から結構ご紹介してきました。外側のシンプルさもいいですが、内側のモールド満載な感じもいいですね。
失敗したかなー……と思った点としては、表のサフが結構厚くなっていたらしく、本塗装の仕上がりが若干ざらついた感じになった点でしょうか。上の写真で光が反射しているところをご覧いただければわかるように、表面の仕上がりが綺麗じゃないかもしれません。ぱっと見ではいい感じでも、手触りなどはまだまだですね。精進あるのみ。
それに対し、裏はマスキングが上手くいったので情報量が格段にアップしていますね。素組みの段階からこのモールドを見てこのデザインにしようと決めていました。
自立します。
シールドを立てかけて狙撃体勢を取るジムスナを後ろから撮れば映えそうですね。
素組みとの比較。別パーツの色を分けるのは簡単ですが、1つのパーツ内での塗り分けは結構難しい、というか大変です。マスキング地獄が天国に感じる方はどんどん塗り分けて情報量アップを目指していきましょう。
というわけで各パーツの紹介は以上になります。結構長くなってしまいましたね。
説明書を見ながらこれまで塗装を手掛けたパーツをひとつひとつ取り出すときは、卒業式で卒業生の名前を一人ずつ呼んでいる気分でした。改修や塗装をしているうちにひとつひとつのパーツに愛着が湧くんですよね。全塗装経験者の方はわかりますよね……? (わからない)
次回が本当の最終回です。写真多めでご紹介します。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回
塗装や製作道具についてまとめました。