MG ジム・スナイパーⅡ ~トップコート・メタルパーツ~
箒です。今回は仕上げのトップコートを吹き、メタルパーツを付けます。
つや消しした本体の中でキラリと光るメタルパーツ、という仕上がりにするため、トップコートを吹いてからメタルパーツを付ける手順で参ります。
今回でパーツ単位の製作は終了になります。
前回
使用するトップコート剤はシアクアンタやヴィダールでも使用した、いつものフラットベースとフラットクリアの混合剤です。
ぱっと見では結構つや消しできているように見えますが、吹いているときは「あれ……なんか効果薄くない……?」というレベルで効いていないように見えました。少し濃度が濃く、エアブラシの吹き口に溶剤が溜まってしまうことがあったので何度か薄め液を投入しながら調整しました。
という紆余曲折を経てまあまあの仕上がりに。このベースとクリアの混合剤は調子いいときと、そうでもないときがあるような気がします。(気のせい)
トップコートにはデカールを保護する役割もあります。完全に剥離を防ぐというわけにはいきませんが、それ以外にも仕上がりを自然に見せる効果もあるので吹いておいて損はありません。
写真を見比べてみると落ち着いた仕上がりになるのがわかると思います。
つや消しのマットな仕上がり、個人的に大好きなんですよね。
これでトップコート吹きが完了しました。
トップコートは簡単に仕上げられましたが、ここからが本番。
メタルパーツです。
まあ、何と言っても細かい。様々な大きさのピンを試してみて結局、あまり主張しすぎるとバランスがおかしくなるということで一番小さなピンを使用することにしたのですが、これがまた細かい。
それは仕方ないこととして、問題はどう付けるか。当然、接着剤を使用するのですが、どうやって適切な量の接着剤を盛るか、考えました。
活路を見出したのはパーツの裏側。表にメタルパーツを固定して裏から接着剤を流し込めばいいじゃない……!
ということで試してみた結果、
なんとか成功。
「これはいける、いけますぞ……!」と調子に乗っていた矢先
☆失☆敗☆
リアアーマーの左上と右下のメタルパーツ、ご覧いただけるでしょうか。
裏側から接着剤作戦は、予想以上に流れ込んだ際に表から溢れ出してくるんですね。
しかも表のメタルパーツを固定しているものは私の指(!)。危うくリアアーマーとの共同生活が始まるところでした。危なし。
せっかくここまで上手くいっていたのに、最後の最後に台無しですわ。
まあ、製作代行とかしているわけではないですし、自己満足なので別に失敗してもいいんですが。
ということで方向転換。接着剤を裏側から流し込むのはいいとして、あまり大量の接着剤を使用しないために、つまようじで少しずつ塗って対処しました。
その後は順調に上手く付けられました。いい勉強になりましたよ……本当に……。
それにしても多い。
最終的にメタルパーツを付けた数は
- ふくらはぎの丸モールド 5箇所 × 4パーツ
- 膝 2箇所 × 2パーツ
- リアアーマー 4箇所
- フロントアーマー 4箇所
- 前腕部 4箇所 × 2パーツ
- 肘 5箇所 × 2パーツ
と、計50箇所! 今、計算してめっちゃ驚きました。そんなに付けたっけ……。
なにが「主張しすぎると」ですか。十分主張してますわ。
何はともあれ、これにてパーツ単位の製作が終了しました。
次回は楽しい楽しい組み立てです。全12回のMGジムスナイパーⅡ製作、次回が最終回です。ご期待ください。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回
塗装や製作道具についてまとめました。